前回の記事で便秘の原因、一般的な解消法について見ていきました。
そこで便秘解消には大腸の働きが重要であるということがわかりました。
でも「そんなことはすでに知っている!すべて気を付けているのに、便秘が治らないの!」という人もいるかと思います。
慢性的な便秘に悩んでいる人は、腸の中のことが原因ではなく、腸の形に原因がある可能性があります。
最近、たけしの家庭の医学や世界一受けたい授業などでも取り上げられている「ねじれ腸」という腸の形状はご存知ですか?
実際に日本人の8割が「ねじれ腸」という形状の腸を持っているそうです。
今回はそんな慢性便秘の原因になるねじれ腸についてみていきたいと思います。
目次
ねじれ腸とは?

KAZUMIのブログ♪へようこそ♪より出典
ねじれ腸というのはこの写真のように、正常な腸と比較すると、かなりネジネジと曲がりくねった腸のことです。
「え~?こんなことになってる人がいるんだぁ~」と思うかもしれませんが、実は日本人の8割はこのねじれ腸の持ち主なのだといいます。

この図は大腸の図ですが、名前の付いている「横行結腸」「下行結腸」「S状結腸」のこの3つの部分が特にねじれてしまいやすく、寝たり立ったりすると別の部位がねじれたりと、ねじれ方はバラエティに富んでいるようです。
腸がねじれると便が通りにくく便秘になるというメカニズムは容易に想像できますよね・・・。
でも「自分の腸が直接見れるわけじゃないし、私ってねじれ腸なの!?」と思う人もいるかと思いますので簡単なチェック項目を用意します!
皆さんちょっとチェックしてみてください!
□腹痛を伴う便秘になったことがある
□便秘の後、下痢や軟便になったことがある
□運動量が減ったとたん便秘になった
この4つのうち2つチェックがついた方はねじれ腸の疑いがかなりありますので要注意です!
このねじれ腸は今のところ治療法がなく、もちろん下剤等を飲んで治るものでもありません。
でも、ねじれ腸の場合は、簡単なマッサージをすることで改善されることも多いようなので、この記事でねじれ腸改善する体操&マッサージをご紹介します!
簡単にできるものなので是非やってみてくださいね☆
ねじれ腸改善!体操とマッサージ法
横行結腸のねじれ腸の改善に有効な体操

②1分間、左右に上半身をひねる。
横行結腸は骨におおわれているので、マッサージ等ではなく、このように直接体を動かす体操が有効です。
残りの2つの部位のねじれに有効なマッサージも見ていきたいと思います。
下行結腸のねじれ腸の改善に有効なマッサージ

② おへそ付近と左脇腹を指でゆする。お腹が自然にへこむ程度の力加減でマッサージします。(下行結腸を指ではさみマッサージするイメージで!!)
③ 下行結腸に刺激が伝わるように手を上下に行ったり来たり移動させながら1分間マッサージをします。
S状結腸のねじれ腸の改善に有効なマッサージ

まとめ

いかがでしたか?
大腸のマッサージだなんてなかなか粋ですが、本当に効果のある人にはあるみたいで、このマッサージを行ってから翌日すぐに便が出た!という人もいるようです。
ねじれ腸の疑いがある人はぜひやってみてください。
便秘改善になるかもしれませんよ!!
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